ここを ←クリックで 作曲開始 Ver. 3.23 (Aug 2023-) |
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吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。 何でも薄暗いじめじめした所でニヤーニヤー泣いて居た事だけは記憶して居る。 吾輩はここで初めて人間というものを見た。 しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。 この書生というのは、時々我々をつかまえて煮て食うという話である。 しかしその当時は何という考えもなかったから、別段恐しいとも思はなかった。 ただ彼の手のひらに載せられてスーと持ち上げられた時、何だかフワフワした感じが有ったばかりである。 手のひらの上で少し落ち付いて書生の顔を見たのが、いわゆる人間というものの見はじめであろう。 この時妙なものだと思った感じが今でも残って居る。 ↑(管理者より)この文章は自己紹介になっていないので、近いうちにユーザ削除します。 |
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