世界の終わりと機械仕掛けの神
清流さん
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世界が終わった
あれほどまでに繁栄したはずの世界が
見えざる力の小手先一つで
いともたやすく崩れてしまった
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6 |
砂塵が舞う瓦礫からは希望が見えず
汚れ切った青空からは未来が見えず
僕らが何気なく過ごした日常は
希望と未来と共に消え去った
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7 |
絶望感と砂塵と瓦礫に包まれたこの世界
もはやどこにも居場所なんて無く
いずれは無に還るのを待つ
神なんていなかった
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8 |
いや神は死んだんだ
もう帰ってくることもない
この絶望の世界で
足掻くしか道は無いのだ
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9 |
何故神は死んだのか
救いは無いのか
神すらも失った世界
これぞ世界の終わり
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いや救いはある
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神がいないならば自分で作れば良いじゃないか
自分のとって都合のいい神
機械仕掛けの神デウス・エクス・マキナを
この手で作ろうではないか
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14 |
自分の作った機械仕掛けの神が
いずれ文明を作りなおし
人も作りあげ何事も無かったの様に
日常が蘇り世界は動き出すんだ
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機械仕掛けの神によって蘇った世界は
何事も無く過ぎていく
もしもう一度世界が終わっても
これでリセットする事ができるんだ
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