| ミラクルフルーツ すわわ
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      | 1 | ♪ | 
      | 2 | 「奇跡の果実を与えよう」 蝦蟇の神は深紅の果実を樹に実らせ
 「その奇跡の果実には奇跡が起こる」
 と民に告げ姿を消した
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      | 3 | 民はせっかちで その奇跡の果実を早速食べた
 しかし味は何も無いし
 何も起こらなかった
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      | 4 | しかしその奇跡の果実を食べた後に 別の食べ物を食べると
 酸味が甘みに変わった
 小さな奇跡だったが民は不思議がった
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      | 5 | そんな小さな奇跡の果実は ミラクルフルーツとして
 民の間に大切に受け継がれ育てられていた
 しかしそれ以上の奇跡は起きなかった
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      | 6 | ♪ | 
      | 7 | そして数千年の年月は過ぎた 水は枯渇し人類は絶滅仕掛かっていた
 ミラクルフルーツも既に枯れていた
 最後一粒のミラクルフルーツは土に落ちた
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      | 8 | すると一粒のミラクルフルーツから 深紅の赤蛙が出てその蛙は地中に潜った
 暫くすると雷鳴が轟き大雨が降り注ぎ
 やがて土壌が豊かになった
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      | 9 | ♪ | 
      | 10 | ミラクルフルーツの隠された力 大きな奇跡は遂に起きた
 奇跡とは常識には囚われない
 地にライスシャワーの雨が降り注いだ
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      | 11 | ♪ |