791324 / らいちゃん
らいちゃんの天人女房若者が山で働いていた
のどが渇いたので
川に行きました
若い女が水浴びをしていた
若者が木に掛けてある衣を隠した
水浴びから上がった 衣がない
若い女が泣いていた
若者がどうしたのと聞いた
私は天女です
あの衣がなければ天に帰れません
若者は言った
わたしの家に来るか
若い女は家に行った
夫婦になり幸せな暮らしが続いた
もみの俵の後ろに衣があった
それを着て天に帰った
私に逢いたかったら
草履を肥料にして竹を植えなさい
竹は天まで伸びた
男はそれを登って天まで行った
妻に逢えた
父の命令で冬瓜を作った
冬瓜は決して横に切るな縦に切れ
夫は冬瓜を横に切ってしまった
冬瓜から水が流れだし大河になった
二人は大河に落ちて別々の岸に泳ぎ着いた
それからは1年1度だけ会える
これが天の川である
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