梟譚わたしはかつて 風にまたがる梟だった だれかによりかかることで バランスをたもっていた よりかかるにしてはもう せなかがおおきくなってしまった だからここでつたえよう 今日からはわたしの出番だと おそらくもう 夢をみることはできないが だれかのために 夢をつくることはできるだろう ひかりがさし込み すみずみまでいろ付いたへや そのなかのうたをきいてほしい わたしだけのうたを
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