| 520355 / 天草七郎 
 【宇宙soraに伝えて】世界の変化を怖れて
人の営みから逃げ出した
 僕は屋根の下
 明日の計画を練るのさえ厭う
 
 「数に数を重ねるだけが人生」
 無理に呑み込もうとしたけど
 時計仕掛けで夢は叶わない
 花も咲かねば実りは来ない
 
 胸の奥から宇宙を目指していたのは
 声にならない言葉
 宇宙の果てに辿り着く頃には
 僕が知っている僕はもういない
 
 「もう一度会いたい」
 「次があったなら」
 どんなに恋焦がれても
 人は時間と共に進んでいくだけ
 
 胸の中から宇宙に飛び出していけるよ
 声にならない言葉
 宇宙の果てを知らないままでも
 僕は生き続けよう この世界で
 
 
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