411515 / 清流さん
動物裁判中世の世、信仰の力が大きかった時代
人も動物もみな平等に裁定された
人と同じ様に破門と刑罰を与える裁判
それが動物裁判
神の名の下法の名の下で
裁かれる動物たち
しかし彼らに喋る口もなく
届ける声も出ない
吊るされる豚
破門されたバッタ
無罪になったネズミ
彼らに罪の意識はあったのか
気が付けば東方へ南方へ
中世を越えて行われた動物裁判
いつしか法の概念が構築され消えて行った
中世の遺物動物裁判
罪の意識も理解できない動物に
罰を与える動物裁判
信仰の意識も無い動物に
破門を下す動物裁判
動物裁判の無意味さに気付くのに
時間を有した人間たち
今行われている無意味な何かも
動物裁判の様に残り続けるのだろうか
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