| 372377 / MASASHI 
 長い雨一欠片を僕がもっているなら
消えてしまったら
 失ってしまうのかもしれない
 だから…
 
 夏と冬が交互にやってくるような心で
 誰かのために笑おうとか…
 こぼれおちた諦めが
 僕の歩いた道になっている
 
 厳しさの中のやさしさに気づけず
 長い雨を見ていた
 誰もが生きることに
 精一杯で
 
 凍えた地上にいる僕は
 虫の光に安らぎを感じていた
 永遠にこのままでいいと
 
 そこに現れたのが君だった
 帰り道の橋に二人
 言えない僕と話さない君
 夕立のあと
 
 ただその日のことをいまだに
 忘れることができないんだ
 
 ♪
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