狗尾草ある秋晴れの昼下がり 都大路の一隅に 風に吹かれて揺れ動く 狗尾草の青々と 道行く人の目に留まり 手折られ瓶の一茎に 早や幾日が過ぎ行くも 狗尾草の生き生きと 銀杏紅葉も散り急ぎ 道辺は雪の一塊に 穂は枯れるとも種となり 狗尾草の粛々と 染みる寒さの冬を越し 桜吹雪の一面に 路傍に二三寄り添う芽 狗尾草の青々と ♪
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