281223 / 清流さん
水島臨海鉄道観光客行きかう倉敷駅から少し離れた
水島臨海鉄道の倉敷市駅
今は平日のラッシュ時間帯
古い国鉄型の気動車が発車する
水島臨海鉄道は途中小さい
球場の横、地平を走る
国鉄型特有の唸るモーターが
草野球をするおじさんたちに響かせる
球場の近くを過ぎると
第三セクターには似つかわしく無い
高架橋を走り行く
その眺めはとても良かった
最近千葉からきた新しい車両が
古いキハ20を置き換えたらしい
でもその車両も同様に古い国鉄型
なんだかちょっと笑っちゃう
水島臨海鉄道の沿線は
どこもかしくも昭和を彷彿とさせる
僕にとっては少し不気味だが
それを懐かしく感じる人もいるんだろう
列車は途中で貨物列車や普通の気動車と
列車交換してゆっくりと水島の街を走る
次第に工業地帯の雰囲気が漂ってくる
これもまたこの鉄道の魅力
列車は高架橋を走り続け
水島駅に辿り着く
ここで学生は降りるも
大人達はまだ残り続ける
そして水島駅を発車して高架を降りる
するとそこはもう昭和な家々では無く
立派な工業地帯
大型トラックが横を駆け抜ける
そして工業地帯にある終着駅に到着
工場で働く大人達が続々降りる
そして列車はその先にある車両基地に向かう
こうして水島の一日が始まる
だいぶ待たされてきた帰りの車両は
普通の単行気動車
それに乗りながら水島の街を眺めるのも
また良い物だ
倉敷についたら桃でも買おうか
マスカットの菓子でも買おうか
そう思ってる僕を乗せ
水島臨海鉄道は今日も走る
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