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105465 / ETOSHI 
 僕の儚い恋森に続いてた足跡をたどって
 
僕は森の妖精に出会った
 
「私はここでずっと何年も
 
この森を守ってきたのです。」 
 
宙に浮いたきれいなその姿に
 
僕は目を奪われていたでも 
 
君は寂しそうな顔で言う
 
「ここには、私一人しかいないんだ、」と
 
小さな体でずっと何年も
 
この森を守ってきたんだね 
 
それからの僕は妖精に会いに
 
毎日のように森に出かけた
 
雨の日も雪の日も
 
必ず僕を待つ君のもとへ 
 
君の喜ぶ顔が見たいんだよ
 
だから今日も待っていてほしいずっと 
 
ずっとこんな時間が続けば
 
きっと君もそんな風に思ってるかな
 
かなわない恋が幼い僕らの
 
前に立ちはだかる 
 
いつものように足跡をたどって森へ
 
そこでふと思ったこの足跡は誰のだ
 
僕が来る前からあった確か森には
 
あの子しか居ないはずいやな予感がする 
 
その夜こっそり森の中へ
 
様子を見に行った
 
妖精は
 
夜の妖精になっていた・・・。 
 
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