| 345397 / NANIWANO 
 手袋風が寒くなる前に手袋を贈るわ
真っ赤な毛糸で丁寧に編む 真心こめて
 
 もしあなたがこの手袋をはめた手で誰かと手を繋いだらどうしよう
 考えただけで毛球のように混乱しそう
 
 街は冷え込む 道路に並ぶ車のライトは真っ白な光で夜を照らす
 瞬く間に
 
 時は過ぎて この手袋出来上がるころには初雪も降るかもしれない
 考えただけで吐く息も白く色付きそう
 
 木枯らしが吹く乾く日々 ずっと枯れない紅葉を贈る
 ずっと枯れない気持ちも
 ずっと ずっと
 
 前髪を切るようにボタンを縫いつける
 真っ赤な毛糸に木目の視線 じっと見つめて
 
 もしあなたのこの手袋はめた手に誰かが指を絡めたら その時は
 勘がいい私 誰かのいいようにさせたりしない
 
 すれ違い続くそんな日々 ずっと枯れない紅葉ほどける
 そっと取れない気持ちが
 そっと そっと
 
 纏わりついて
 小指に巻きついて
 私と貴方を繋ぐ
 
 木枯らしが吹く乾く日々 ずっと枯れない紅葉を贈る
 ずっと枯れない気持ちも
 ずっと ずっと
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[嵯峨山茂樹] 名作歌詞として推薦しました。
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