![]() ![]() Ver. 3.25 (Aug 2024-) orpheus2024a |
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太陽系の水のマーブルに 光の果汁をひとしずく
ムミムシュウの宇宙空間に とこ夏のメモリーを流すの ラジオの会話(ノイズ)がさざなみになる そして海の結晶の味 滲んだ手紙を瓶につめて 漂流させていた幼年期 ウォーターメロンとラムネ瓶は 午後の遊泳時間 ちいさな銀河のせせらぎ 冷たいひと時のランデヴー あふれつづけるミラクル粒子 無限のバブル宇宙 透明な愛の避暑地で 燐の鱗が洗われてゆき 零時の太陽がまたたく ぬれた素足は碧い尾びれ 水玉模様の誘惑で 川蝉が水面(みなも)へとびこむ 傷のないビードロ玉から 見おろした世界はフィクション かがやく声音(こわね)の綺麗事 だけどあなたはノンフィクション 赤色の果肉がみているのは もぎとられたシトロンの夢 甘酸っぱさがやるせなくて 苦い種のナカミを舐めた 硝子のリップから零れおちる 人魚が遺したひとりごと 微睡みと涙のはじまり ここはみずびたし遊星(プラネット) |
← 作曲公開したらここから登録それと同時に、曲公開されたことを投稿失礼いたします。 夏の午後、水辺で冷やされているすいかとラムネを想像して書きはじめた詩です。それらしい体験をしたのは子どもの頃の数回、ほとんど泳げないので水遊びにもあまり縁がなかったのですが、自分にとっての夏の原風景のひとつ、そこから飛躍していった文章です。 昨年の夏、山奥の親戚の家の庭でペットボトルや缶の飲み物が冷やされていて、そこからもひらめきを得たのだと思います。輝く山水の冷たさと勢い、たらいのなかでぐるぐる回りつづける飲み物が綺麗で見入ってしまいました。帰り際に父が山道に埋まっていた50年くらい前?の森永の牛乳瓶を見つけてくれたので、それを山水で綺麗に洗ってからお土産として持って帰った思い出です。 何卒よろしくお願いいたします。 [2024/07/12 Fri 16:39:36-tao_hiro] 夜狩尾さん、こんにちは。 また素敵な歌詞をありがとうございます。また曲を付けさせていただきました。過去作に比べて情景が浮かびやすく曲想を得るのが割と簡単でした。 そこで自作の未公開インスト曲「ソーダ水(id=659218)」をベースに、このように仕上げてみました。 お気に召して頂けたら幸いです。 また、この曲をオルフェウスのオリジナルから音源を変えて録音し直しました。クリアに聞こえると思います。よろしければ、YouTubeに投稿したもの(下記URL)をご試聴いただければ幸いです。 https://youtu.be/PQmvVkOwlXc?si=E0XtAMo_Q806_b_v 曲構成の都合で、もともと4つの節だった歌詞を8つの節にさせて頂きました。平にご容赦ください。 なお、歌詞は現在の投稿歌詞とは異なっています。これは作曲を開始してから変更されても修正が追い付かないからです。こちらの作曲意欲も落ちてしまいます。歌詞は十分推敲を重ねた決定稿を投稿するようにお願いします。 |