![]() ![]() Ver. 3.25 (Aug 2024-) orpheus2024a |
||||||||||
![]()
|
昨日(きのう)の夜明けが溶けてねむっている
つめたすぎる真夜中の牛乳瓶(ミルクボトル) 炎が揺りおこす 幽(かす)かな潮騒(しおさい) 雪の降る音さえも耳をすませば シナモンの香りただよう あたたかい靄(もや)が立ちこめる時刻 あなた宛のメッセージを 黒い天使に届けてもらうのよ 片手鍋(ミルクパン)のなかをのぞいても 金星(ヴィーナス)の微笑みはみつからないのね ブクブクと湧いては爆(は)ぜてゆく 愛しさをつつんだ穢(けが)れのない泡(バブル) 白い海にたっぷりの蜂蜜(ハニー) 涸れたのどを癒やす熱くてあまい刺激 火傷するほどの恋の味を 感傷的(センチメンタル)なわたしがもとめているの…… |
← 作曲公開したらここから登録それと同時に、曲公開されたことを真夜中のセンチメンタルなりがちな気分を詩にしました。 夜明けとともに届けられる牛乳瓶、そのなかに眠っているものはなに?今朝、あけなかった牛乳瓶を真夜中の冷たい台所で温めながらもの思いにふけります。 わたしは牛乳は苦手なのですが、あの厚いガラス瓶をさわった時のヒンヤリとした感じは昔から好きです。 真夜中の台所でぼーっとしていると不思議と気分が落ち着きます。鍋の中でゆれる液体とガスの火の動きと音を見たり聴いたりすることでリラックス効果があるのかもしれません。特に冬の台所がお気に入りです。 |