![]() ![]() Ver. 3.25 (Aug 2024-) orpheus2024a |
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戯れのための綾取りは
首に苦しく絡みつく 晴れ間の続いた青空は 棘の降る夜消えて逝く 心が 煙を吹き 嵐を 呼び込むように 鋭利な刃物と肖像画 切り裂けるならば切り裂きたい 疎まれる事と分かりながらも それも一種の手紙でしょう? 忘れようとも忘れない 振り袖についた泥のよう あなたがマッチで炙ってた物を いつまでポストに入れてるの? 戯れのための綾取りは 首に苦しく絡みつく 晴れ間の続いた青空は 棘の降る夜消えて逝く 心が 煙を吹き 嵐を 呼び込むように 耳を塞いでも隙間風 やかましい音が響くのみ ひびの入ったペンダント 針の山に投げ入れて…! 忘れたい物は掻き消したい 蝶の模様を削り取り 無くしたい物はすぐ消したい 羽根を細かく切り刻み 心が 煙を吹き 斧先 振りかざしても 振り返る 事無いまま それらは 過ぎ去るだけで |
← 作曲公開したらここから登録それと同時に、曲公開されたことをテーマは「破壊衝動」です。 拙作の「衣類婚姻譚(618147)」と繋がっている感じの歌詞です。 一応なんとなくでしっくり来る展開を予想して節をこんな感じにしていますが、入れ替えても省いても構いません。 テンポが早い方が作りやすいかもしれません。 ・解説 第一節・第五節:「戯れのための綾取りは 首に苦しく絡みつく」というのは、欲求不満の蓄積を表してます。続いて「晴れ間の続いた青空は 棘の降る夜消えて逝く」は、その欲求不満の蓄積によって、自分の情景が様変わりしてしまった感じです。 第二節・第六節:今にも爆発しそうな感情を端的に表した感じです。 第三節:「破壊は社会的に避けるべきことだと言われているが、それでも十分気持ちは伝わるのではなかろうか」という意味を含んでます。 第四節:「腐れ縁」という言葉がありますが、ここではそのような感じの関係について言及しています。「衣類婚姻譚」にて「鱗粉の一粒一粒をマッチで炙る」という歌詞がありましたが、それと直結的に繋がっているような感じです。 第七節:多分、疚しい相手の所持品だったり、思い出の品を捨てたい気持ちと言うのは誰しも持ってるんじゃないかと思います。ここではその事について述べてる感じです。 第八節:「衣類婚姻譚」では「対象物に対してじっくりと毒を入れていく」といった感じでしたが、ここでは「今すぐ壊したい」という欲を表しています。 第九・十節:鬱積が溜まり、それを発散するために破壊行動に出たところで、結局「困ったやつ」と思われるだけで、原因に対して追求されず仕舞いに終わってしまい、結局「分かってもらえる」と思って出した行動が全く意味を為さなかった…といった感じです。 [2021/02/20 Sat 16:01:12-ねことコンパス] 作曲させていただきました。 エンディング耳が半分ずれていたようです。 http://www.orpheus-music.org/open.php?id=629152 |