551127 / LettuceR
ミタヤ背中が、地に着く。
口から、泡がぽこぽこ出て行く。
暗い水面が、離れていく。
ああ、ここが、私の、生まれた場所なんだ。
だらっとした腕で、砂を触った。
洗いたての猫の感触。
ここなら、よく眠れるだろうなあ。
おやすみ。今日は休むね。
ぼろぼろになって落ちた
彼女の名前は…
海の底で最後の
息をこぼした
静かに目を閉じて
海を見るとこの夢を思い出す。
いつか彼女に会えるだろうか。
みたや、あなたはどこ?
私は、なぜ知っているの?
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