290926 / 清流さん
欲塗れの人の敵最初は自分の作りたい物を作りたい
そう思っていた筈だったのに
欲望によって黒ずんだ自分の腕
その腕が自らの首を絞めていく
楽しかった作品制作
見てくれる人は少なかったけど
僕の作品を褒めてくれる人がいた
それがとても嬉しかった
しかし周りに成功者が出てくると
いつしかそれに憧れを持ってしまう
僕も名誉と賞賛、そしてお金が欲しい
それが僕を黒く変えていった
どうすれば欲望をかなえる事ができるのか
考えれば考える程出てくる黒いアイデア
そして僕はありとあらゆる方法を使い
そして破滅への道へと近づく
感じたくなんかない恐怖心
欲に満たされ喜ぶ暇の無く
化け物たちが僕を襲いだす
四月の嘘じゃ無い本物の敵
曝け出される僕の哀れな姿
その顔は歪み腕が黒ずんでいた
これが僕の本当の姿なんだな
ただそれを笑うしかない
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